「炭水化物ダイエット」


ある種のスポーツ選手の間では炭水化物を制限するダイエット法が昔から行われているようです。炭水化物は口の中で噛んでいるとアミラーゼという酵素の働きで甘味が出てきます。

そのせいか炭水化物ダイエットをすると甘いものがむしょうに欲しくなる現象がアメリカで報告されています。これも一種のリバウンド現象でしょうか。

減量を要するプロスポーツマンにはこうした減量法を用いる場合が昔からあります。体をある程度犠牲にしても目標に突き進むのでしょうが、一般人には炭水化物をまったく摂らないダイエットはいかがなものでしょう。

お米などは複合糖質で食物繊維も含んでいます。単糖類と違い血糖値を急激に上げるものではないこともわかってきました。

近年糖尿病の食餌療法でも炭水化物(お米など)を55%は摂るような指導が主流です。たんぱく質も15%、脂質25%がダイエットにも健全な食生活です。 しっかりご飯を食べた方がダイエットには良いというわけです。

炭水化物を摂らない減量法は現代医療には逆行する減量法のような気がします。