「行動療法:習慣拮抗法」


過去の配信でも時々触れていますが、肥満症には精神科的な行動療法が奏効する場合が多いようです。今回は習慣拮抗法についてです。

食事の時間ではないのにむしょうに食べたくなる時などにはこうする、といった自分自身への約束事を作りましょう。

食べたくなったら5分間我慢する。
食べたくなったら友人に電話する。
食べたくなったら運動をする。
食べたくなったら本を読む。
どうしても我慢できなくなったらキュウリをかじる。


行動療法は肥満になった原因を自己認識して解消するのが目的ですが、あまりにも大きな完璧な目標を立てては挫折してしまいます。自分で思っていることの6−7割の目標にして食生活の改善に取り組んだ方が結果が良いのではないでしょうか。

ダイエットは食事制限を伴います。これは本人にとっては非常に苦痛に満ちたものですし精神的にも同様です。あまりに高い目標を立てることは挫折感から抑うつされた精神状態にもなりかねません。

自分にできる事から始めてみましょう。
あなたの性格は貴方が一番知っているのですから。