「体脂肪計と内臓脂肪」


体脂肪計はいろいろな種類が市販されています。

体内水分量から割り出すので、体の導通の問題などもあり、絶対的な体脂肪を表示するのは難しい場合もあります。食事、水分摂取、運動、入浴などで測定値にかなりバラつきがある場合も多いようです。なるべく同じ条件の時に測ってみましょう。入浴後の就寝前に
測ることが推奨されます。1日に何度も計測することはあまり意味がありません。

上で説明したように医療現場ではこうした測定値のバラつき、絶対的な体脂肪量を計測することは難しいなどの理由からBMIを指標として治療する場合がほとんどでした。しかし最近ではこうしたインピーダンスを計測する体脂肪計も医療現場ではかなり有用という論文も報告されました。

なるべく同じ条件で計測するため、入浴後の就寝前に測る事が推奨されています。

(株)タニタのこちらに詳しく掲載されています。
http://www.tanita.co.jp/tbf-faq.html

内臓脂肪についてはCTスキャンによる断層写真がやはり一番正確に把握できるので、これについての計測法が研究されています。有用なソフトも開発され、多くの病院で使用されています。内臓脂肪は高血圧、高脂血症などの生活習慣病と深い関わりがありますので今後も診断、治療、予防に注目されて行く分野でしょう。

これらの体脂肪、内臓脂肪の測定機器製品については今後、メーカーのご協力も頂いて、このサイトでもみなさんにご紹介できればと思います。

さて、ダイエットによる部分痩せは確かに困難です。座談会記録ではダイエットすれば全体的に痩せる旨を述べていますが、正確には蓄積している脂肪の種類により「お腹の部分の体脂肪」が他の部分より先に減って行きます。こうした意味ではお腹だけは部分痩せできると言うことになるのでしょうか。
ただし肥っていけば一番先に脂肪がつきやすいのもお腹です。