これについては非常にご質問が多く、簡単にまとめます。
急激な減量をした場合や体重の10%以上の減量をした場合に起こりやすいと言われています。これは視床下部性の防御反応とも言われ、飢餓状態を体が感じ取り危険なので妊娠しないようにしてしまうのでしょう。これには2種類あります。
第1度無月経は黄体ホルモンの投与で生理が再開するもの。第2度無月経は黄体ホルモンと卵抱ホルモンの2種類を投与しないと生理が再開しないもの。
ダイエットによる視床下部異常の無月経は短期間に簡単に治るものではありません。ただし無月経の期間がある程度長くても、治療によって排卵が起これば妊娠は可能です。排卵誘発剤などで治療しますがダイエットをしていて3ヶ月(3周期)生理が止まった場合は是非、産婦人科専門医の診察を受ける事をおすすめします。
大抵の場合この治療を受けるとまた体重が増加します。健康に戻って行くのだと言うことですから、体重の増えた自分の容姿をあるがままに受け入れる気持ちが必要です。
特に若い女性にとっては将来に影響しかねませんし一時の痩せた容姿と引き換えに大きな代償を払うことにもなりかねません。急激なダイエットはこうした結果をもたらす事もあると言うことを忘れてはいけません。
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