内臓脂肪測定ソフト Fat Scan

2001年 日本肥満学会レポート・1

医師、研究者達が現在、どんな機器を使用して内臓脂肪を測定しているのかをご参考までに、みなさんにご紹介したいと思います。

CTスキャンを使用した内臓脂肪測定の研究や生活習慣病の予防および治療に使用されているソフトをご紹介します。
大阪大学第2内科監修のソフト「Fat Scan」が現在は日本唯一の内臓脂肪測定の標準化されたソフトとなっています。

このコーナーの作成にあたり1分ダイエットへより下記各社のご担当者様に
ご協力を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。
今回の日本肥満学会会場の展示ブースです。
肥満に関する食品メーカーや検査機器会社の
製品が数多く展示されています。
今回医師とスタッフが訪問したN2システム社のブースです。

内臓脂肪は皮下脂肪と違い、内臓に脂肪が
蓄積してしまうもので高血圧、高脂血症、
心臓病、糖尿病などの生活習慣病との
関連性が大きい事がわかって来ました。

通常のインピーダンスによる体脂肪測定機器では計測が難しい内臓脂肪を、CTスキャンの断層写真の解析によって計測します。

このソフトの良い所はソフトのみの購入で済み、新たな機材を購入する必要がないことです。各病院のどのメーカーのCTスキャン装置の規格でも均一なデータが得られるのが特徴です。

現在100以上の施設で生活習慣病、肥満の
治療や研究に使用されています。
使い方はいたって簡単です。

左にある通常のスキャナーに患者さんのCT画像フイルム(断層写真)を置いてスキャンします。
これが画面です。
8本の線上で内臓脂肪の部分をクリックします。

(拡大画像)
内臓脂肪部分がピンクに選択されます。

実際にやってみると非常に簡単な操作です。

お臍の回りの測定値がやはり最も内臓脂肪を
反映しているのでお臍の高さでの断層写真で
計測しています。

(拡大画像)
各種データが表示され患者さんごとに保存します。

現在も各研究施設、病院でこの内臓脂肪と
病気の関連やデータについての研究が
進んでいます。

今後はこうした使用法が簡易で、近年増加が著しい肥満や生活習慣病の予防や治療に有益なソフトが医療機関に貢献して行くのではないでしょうか。

更に詳しい情報をお知りになりたい方は
N2システム社のホームページをご覧下さい。
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