日本肥満学会では1999年に肥満症の診断基準を発表しています。
「肥満症の定義」という項目があります。
「肥満症とは肥満に起因ないし関連する健康障害を合併するかその合併が予測される場合で、医学的に減量を必要とする病態をいい、疾患単位として取り扱う。」
要するに、肥満は治療を必要とする病気なのです。美容目的のダイエットとはずいぶん違う印象を受けます。
日本の20代の女性でBMIが正常値の、痩せる必要のない人の7割が「自分は肥っている。」と回答した調査結果があります。美容のためだけのダイエットをなさっている方が多いと思われます、不必要かつやり過ぎのダイエットにはご注意を。
こうした痩せ礼賛の風潮はメディアの影響が大きいでしょう。細い歌手や女優さんが多い現代では若い女性も非常に影響を受けます。20歳前後の女性の体格だけが痩せ気味と言う統計を見るにつけ、これによる健康障害が懸念されます。
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