肥満の判定と肥満症の診断基準(日本肥満学会、1999年)

●肥満の定義
脂肪組織が過剰に蓄積した状態。
●肥満の判定
身長あたりの体重指数(BMI ; body mass index)=体重(kg)/身長(m)2
もとに下表のごとく判定する。


BMI 判定 WHO基準
<18.5
18.5≦ 〜 <25
25≦ 〜 <30
30≦ 〜 <35
35≦ 〜 <40
45≦ 〜
低体重
普通体重
肥満1度
肥満2度
肥満3度
肥満4度
underweight
normal range
preobese
obese class I
obese class II
obese class III
※ただし、肥満(BMI≧25)は、医学的に減量を要する状態とは限らない。なお、標準体重(理想体重)は、最も疾病の少ないBMI 22を基準として、標準体重(kg)=身長(m)2×22で計算された値とする。
肥満症の定義
肥満症とは、肥満に起因ないし関連する健康障害を合併するか、
その合併が予測される場合で、医学的に減量を必要とする病態をいい、
疾病単位として取り扱う。
●肥満症の診断
肥満と判断された物(BMI 25 以上)のうち、以下のいずれかの条件を満たすもの

1)肥満に起因ないし関連し、減量を要する(減量により改善する、
  または進展が防止される)健康障害を有するもの

2)健康障害を伴いやすいハイリスク肥満

 身体計測のスクリーニングにより上半身肥満を疑われ、
 腹部CT検査によって確定診断された内臓脂肪型肥満
肥満に起因ないし関連し、減量を要する健康障害

1)2型糖尿病・耐糖能障害
2)脂質代謝異常
3)高血圧
4)高尿酸血症・痛風
5)冠動脈疾患:心筋梗塞・狭心症
6)脳梗塞:脳血栓・一過性脳虚血発作
7)睡眠時無呼吸症候群・Pickwick症候群
8)脂肪肝
9)整形外科的疾患:変形性関節症・腰椎症
10)月経異常


※参考:肥満に関連する健康障害として考慮するが、診断基準に含めない項目

1)扁桃肥大
2)気管支喘息
3)胆石
4)膵炎
5)蛋白尿、腎機能障害
6)子宮筋腫
7)悪性腫瘍
1.乳癌
2.胆嚢癌
3.大腸癌
4.子宮内膜癌(子宮体癌)
5. 前立腺癌

8)偽性黒色表皮腫
9)摩擦疹、汗疹などの皮膚炎

     
トップページに戻る

●サイト内関連ページ

 肥満症の合併症

ほかの表へ

肥満治療の基本原則
肥満の判定と肥満症の診断基準
体力年代別の各種運動強度に対応する脈拍数(毎分)の目安
アルコール飲料の成分・嗜好品の成分比較
運動の種類と消費エネルギー・日常生活動作によるエネルギー消費量
代表的な市販栄養ドリンク剤の成分表と薬効